宵闇、此ノ花を昏く照らしたまえ
血に濡れた部屋。正視できない惨状。
理由のない殺人。意味のない終焉。
彼は誓う、終わるための道を歩もうと。
彼女は願う、引き止められる強さをと。
どうしても止まらない。行かなければならない。
…………何も残らないと、知っていながら。
序章---
決意の始まり
1---
出会いの必要
2---
両者の心情
3---
確かな大切
4---
新たな道程
終章---
祈り、届いて
あとがき
長く一緒にいられたら、いいね。