何か、ただ編集作業しただけなんですが、久しぶりに一次を書いた気がしました。ううむ、思い返すと最近リトバス漬けだったからなぁ……。
 ということで『ぼくらが奏でる小さなうた』でした。長編です。たぶんえたみすにあるのでは三番目に長いです。
 某何とか大賞に投稿したんですけどさっくり一次審査落選したものです。……orz
 いやまあ、当然っちゃ当然なんですけどね。文章的に拙いし、構成甘いし、誤字脱字は一ヶ月近く掛けてチェックしたにもかかわらずまだ見逃してるだろうし、何よりレーベルのカラーに全然合ってないし……。じゃあ何で投稿したんだよお前って感じですね。
 章毎に分割してるため、結構各話の偏りが激しいですが、その辺は気にしないでいただけると幸い。
 あと、最近覚えた文字間等幅調整をしてみました。こうすると若干融通利かなくなる代わり、行頭がとっても綺麗に揃うのです。台詞の括弧部分とスペースの微妙なズレがずっと気になってたので。ちょっと神経質?


 とりあえずサイト公開用にタグ挿入して掲載しようと思い、ついでにあとがきをでっち上げてみたはいいものの、これ書いたのほぼ一年前(2007年、二〜三月)なのでだいぶ忘れてます。色々物語の核心について語るのも野暮でしょうし、まあ、それならちょこちょこっと詰め込んだ小ネタでも。

 まず、紅咲市のモデルですが、これはわかる人にはわかってしまう、でも最近えたみすに来て、かつこれを読んでる人にはおそらく思い当たらないだろう霧ノ埼市です。東に畑や田を中心とした過疎区域、西はある程度発展した街の様相を呈し、おおよそ中央でくっきり分かれている感じ。朋和くんが、ひとかけらで言うひなちんや佳那と同じような立場だと思えばいいかもしれません。学校は西側にあるので。

 合唱云々に関しては、一応ぱぱっと図書館なりネットなりで調べましたが、割と私自身のフィーリングでやっちゃってます。ちなみに、朋和くんとはちょっと違いますけど、私もよくファルセットでソプラノの音域を歌ったりするのでそれが元ネタと言えば元ネタ。男の子でも結構高音出せるものですよ。声帯にもよるんでしょうけどね。

 早春賦は、みとせのりこさんの『ヨルオトヒョウホン』というアルバムに入っているのを聴きながら。アルトネリコから知った、ファンとしては浅い口ですが、水晶硝子のような、と例えられるあの綺麗な声は憧れでもあります。

 そして最後、恒例(?)の名前ネタ。某大賞の審査員も、勿論ここまで読んでくれた人も十中八九わからなかったかと思います。終章、舞台での四人の並びは、観客から見て左から、倉本涼澄、睦宮奏、小野朋和、白坂唱子、の順ですが、ここでタイトルを見ていただければ……どうでしょう。意図的に漢字ではなくひらがなにしている部分があるますよね。勿論わざとです。

 ぼ“くら(倉)”が“奏”でる“小”さな“うた(唱)”

 ……ね? 絶対気付かないでしょう?
 こういう物凄いどうでもいいギミックが大好きだったりします。


 みんな忘れてるだろうけどスペシャルサンクス。
 夜月くん、こくよ、紫呉、せっちゃん、その他助言や応援の声を掛けてくれた人達。
 そしてここまで目を通してくださった読み手の皆さん。
 例え誰にも読まれることがなくったって、私は物語を綴っていこうと思います。好きだから。でも、そんな私の文章に、想いに触れて何かを考え、言葉にしていただけるのなら、もう他に願うことはありません。
 人は幸福を謳います。高らかに、誇らしげに――この、素敵な気持ちが、少しでも届くことを願って。


2008'2/19 神海心一





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