理「クド、少しお腹減ってない?」 ク「わ、リキもですか。ここまでずっと喋り続けでしたからね」 理「おやつみたいなのがあればいいんだけど」 ク「それなら、丁度ホットドックの材料がありますので、作って食べましょう」 理「どうしてそんなものが置いてあるのかは気にしない方がいいんだろうね……。じゃあ時間も押し気味だし、ついでに発表もしちゃおうか」 ク「りょーかいしましたっ。十位の五つ目はこちらなのです!」 理「んぐっ、ん、う、ぐ……!」 ク「わふーっ! リキがホットドックを喉に! お茶を! お茶で流してください!」 理「んっ、んっ、んく……ぷはぁっ!」 ク「だ、大丈夫ですか!? 息はできますか!?」 理「大丈夫だし息もできてるけど、これはひどい……。ソーセージってセレクションに物凄い意図的なものを感じるよ……」 ク「おはなしの内容としては、たいとるそのままなのですが」 理「食べ方と表現が違うだけでこんなに危険な雰囲気になるなんて、知りたくなかったなあ……」 唯「しかし彼の股間は言葉と裏腹に明確な主張を始め、内心の興奮を隠し切れないのであった」 理「ちょっと来ヶ谷さん、前触れもなく出てきてモノローグを捏造しないでよ!」 唯「ふふふ、そんなことを言っても身体は正直だぞ」 理「平然と嘘を吐かないで!」 唯「我慢は健康に悪い。何なら手伝っても、」 理「もう帰ってください……」 ク「……あの、リキ、もしよければ私でも」 理「お願いだからクドまで乗らないで……」 唯「まあ冗談はともかく、コメントは一つだ」 この作品を読んだのはいつだったでしょうか。ある晴れた水曜日だったような気も、雨の降る気だるい月曜日だった気もします。お弁当をつつきながら、友人たちとの他愛も無い世間話に花を咲かせ、携帯を開き、適当にインターネットの海を彷徨っていた時、衝撃的な出会いをいたしました。そう「唯湖祭り」を見つけたのです。生粋の来ヶ谷唯湖ファンの私ですから迷う事無くそこに飛び込みました。そしてこのSSを見つけ、拝読し、お弁当の中に偶然―確実に偶然でしょう。しかしその時は運命とも思えました―入っていたソーセージを、人生で初めて憎みました。吹き出してしまいそうになったのです。そんな思い入れがありとても面白く読ませて頂いたこの作品に、投票させて頂きます。(何処かの姉御好きさん) 理「これがお祭りの最初を飾ってたんだから、本当に何から何までひどいというか」 ク「作者さんは変態的で天才的な発想に定評のある方だそうです」 理「言い得て妙だね……」 唯「うむ。天才と何とかは紙一重と言うしな」 ク「ソーセージを食べてるところも面白いですけど、私はリキに攻められてまっかっかな来ヶ谷さんもかわいいと思うのです。恥ずかしがる来ヶ谷さんというのはなかなか見られないものじゃないでしょーか」 理「本文にもあったけど、来ヶ谷さん、自分で攻めてる時は活き活きとしてるのに、受けに回ると弱いよね」 唯「甘いな二人とも。実は攻めに見せかけた誘い受けなのだよ!」 ク「な、なんだってーなのです!?」 理「の割にはあの反応、素っぽいんだけど」 唯「ええい、キミは乙女心のわからないやつだな」 ク「そこは同感です」 理「え、なんで僕が否定されてるの……?」 |