理「そろそろ本気でゲストの人達が手に負えなくなってきたんだけど」

ク「あともうすこしですから頑張りましょう、リキっ」

理「……うん、そうだね。もう少しだもんね」

ク「はい、れっつふぁいとなのです!」

理「(間違いは訂正した方がいいのかな……)」

ク「ではでは、もうひとつの四位はこちらになりますー」










第四位(4票) 藍より青し かみかみ










理「だめだこのひとたち、はやくなんとか……なんとか……無理だなあ……」

ク「諦めるのがはやすぎますっ!?」

理「もうここまで来るといっそ清々しいよね。西園さんや来ヶ谷さんはともかく、小毬さんに、笹瀬川さんまであんな風になってたら、僕はどうしたらいいのかわからないよ……」

ク「でもみなさん活き活きしてるのです」

理「激しく間違った方面にだけど……というかこれ、どう見ても僕と謙吾は被害者だよね……」

佐「いえ、そんなことはありませんわよ」

ク「あ、さささささーさんです」

理「(びくぅっ!)さ、笹瀬川さん、ど、どうしたの?」

佐「何故怯えた目でわたくしを見ているのか、じっくり問い質したいところはありますけど……しかし直枝さん、この場合、一番の被害者はわたくししか有り得ませんわ。あんな公衆の面前でも欠片の恥じらいすら見せない三人に囲まれ押し切られて、宮沢様との貴重な接点を失ってしまったんですもの」

理「いや、明らかに途中からノリノリだったような」

佐「何か言いまして?」

ク「(わふ、リキがそっと目を逸らしたのです)」

佐「そもそも、直枝さんがああも紛らわしい行動を取らなければ、わたくしが道を踏み外すこともなかったはずですのよ。しかも結局何をしていたかと思えば、公共の場たる銭湯にラジコンを持ち込んではしゃいでいるなんて、非常識にも程がありますわ!」

理「覗いてた上仕切りを乗り越えてきた笹瀬川さんの方が非常識じゃ、」

佐「黙らっしゃい! わたくしの純情な気持ちを踏みにじっておいて!(がしっ)」

ク「(ひーとあっぷしてきたのです。さささーさんがリキの肩を掴みましたっ)」

理「あの、あ、ささせがわさん……?」

佐「深夜にこっそり抜け出して銭湯にまで行って、裸になったお二人がすることは決まってるでしょう!? 誰もいない銭湯、タオルの一枚さえ纏わない宮沢さんの美しく逞しい裸体を見て興奮しないあなたは直枝さん失格です! さあ、わたくしが調ky……教育して差し上げますからまずはこの『俺犬』を今この場で音読して――」

ク「(もう私じゃ止められそうにないので、ひとまずこめんと出しておきますー)」


 この馬鹿馬鹿しさをこれだけの長さにわたって持続させたことそれ自体が評価できる。期待を裏切らなさすぎるオチも素晴らしい。(PFRさん)

 いやもうなんていうか、うん。もうこの人だめだ早く何とかしないと。(沢木さん)

 たみフルに於ける一級戦犯。一本目がこれだったために、以降の投稿作が全て色褪せて見えるという凄まじい怪作でした。とにかく酷い。何が酷いって他に形容する言葉がマジで一つも見つからないくらい酷い。一般人ぶっていたかみかみさんが如何に変態だったかというのを世に知らしめた一作です。(しんかい)



理「うぅ……『け、剣豪……僕、やっぱり無理だよ』……」

佐「もっと怯えを前面に! それでいて恥じらいも捨てずに! もう一度ですわ!」

ク「リキ、来ヶ谷さんを呼んでくるので、それまで頑張って耐えてくださいっ!」

理「え、ちょっとクド、待って、見捨てないでって痛い痛い笹瀬川さんそんな強く肩握らないで! やるから! ちゃんと読みますから! あ、あっ、」



僕、もうお嫁お婿に行けないよ……