「ここを見てくださっている皆さん、ありがとうございます。おかげで三年も続けられました」
「これからも頑張っていくのでよろしくお願いします……ってカンペに書いてあるね」
「そ、それは言ったら駄目だと思う……」
「まあとにかく。『えたみす』も今日で三年やってるんだって」
「中学生が高校生になっちゃう年月だね」
「継続は力なり。本人に力があるのかどうかは謎だけど」





――― さて」





「自己紹介がまだでした。『こころ、ここに』より、私、依月憐って言います」
「同じく、僕は輝流ひかり。あ、キャラクターリスト探してもまだ僕達の名前はないよ」
「今回は他に候補の人が思いつかなかったらしいので私達が選ばれた……そうです」
「あんまり今年は分量ないからね。ここここがたぶん大半だし」
「そうなんですよね」
「一次は『あめにさくはな』『まほうつかいのねがいごと』『私と私の周りのおはなし』『こころ、ここに』のよっつだけだから」
「そのうち前のふたつは短編で、後ろのふたつはまだ終わってなくて。……ほんっとーに少ないですね」
「暇がなかったからなのか、あるいは意欲が湧かなかったからなのか。その辺はよくわからないらしいけど」
「ちょこちょこと超短編も書いてましたけど、それも最近はぱったり止んでますし」
「あとは……そっか、東方最萌トーナメント2支援用に八個くらい」
「書いても一日1〜3KBしか進まないー、ってこないだ嘆いてました」
「でも、何か色々と水面下で進めようとはしてるみたいで」
「その辺りはおいおい公開できればいいなぁ、とか言ってましたね」





「それで、」





「恒例のこれからどうするかって話だけど」
「とりあえずは『こころ、ここに』を終わらせる。全部はそれから、らしいです」
「…………まだやっと半分なんだよね、確か」
「最低でもあと半年は掛かるとか。……私達の出番、半年先ですよ」
「嫌になるね。いや、書かれたら書かれたで嫌になるんだろうけど」
「あんまり、明るい話じゃないですし」
「うん」
「えっと、それはそれでともかく。『私と私の周りのおはなし』は気が向いたら、だそうです」
「二次創作は東方中心でできればいいなぁ、って言ってたね」
「それくらい…………ですよね?」
「だいたいこんなものだと思うよ」





「では」





「物凄く短いですけど、これで三周年記念反省文を終わりにします」
「ここまで適当にお付き合いいただき、ありがとうございました」
「私と、ひかりくんも、皆さんの前に出るのはもうちょっと後になると思います」
「だからそれまでは、まぁ、気楽に見守ってくれると嬉しいなぁ、と」
「また会えると、いいですね」
「うん。じゃあ、これで」


「…………ひかりくん、行こう」
「ありがとう、憐ちゃん」










蛇足の言葉を残そう。

――― 有り得たかもしれない未来。
――― 有り得ないとわかっている未来。
――― 終わってしまったものはもう戻らない。

――― でも、

――― 手に入らないからこそ、願うもの。
――― 幸せな現実を。幸せなこれからを。


――― 願わくば、彼女らに、幸福を。





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