「はい二周年おめでとー。わー」
「全然祝ってるように見えないよ姉さん…………」
「だって、大したことじゃないでしょ。だいたい管理人、すっかり忘れてたんだから」
「それを言われると本人には痛いですね」
「全く、やる気あるのかしら」
「まあまあ。そりゃ人間としてかなりだめな部類に入ると思いますけどそれでもそれなりに頑張ってるらしいですし」
「何気に酷いことをさらっと言うのね…………」





いち、まえおき

「えー、何だかんだで二周年。今回の反省文は時間と気力がないから去年より手抜き、だそうです」
「うわのっけから最低ねアイツ」
「姉さん、いちいちツッコんでたら先に進みませんよー」
「そうね。こんな仕事、ぱっぱと終わらせますか」
「はい。えっと、現在の封印指定候補のひとつ『いつどこ』より、柚鳴双弥です」
「その姉の柚鳴倉樹。もし読んでるんなら知ってるわよね」
「この反省文の目的は、去年の6/23から今までを振り返りつつ、とりあえず先の展望でも、らしいです」
「何というか、もうちょっとまともにできないの?」
「そんなこと僕に言われても…………。カンペ読んでるだけだから」
「双弥に責任はないわ(断言)。あとで探し出して桜の樹の下にでも埋めとこうかしら」
「手加減しておいた方が…………」



に、いままで

「一番大きかった出来事は何かしら」
「たぶん『ひとかけらのぬくもり』終了だと思うよ」
「なるほど、確かに。作者はこれ以上自信を持っているモノはあれからまだ書けてないって言ってたわね」
「全90話越え。一話辺りの文章量は極端に少ないけど、半年以上使って書き上げたんですよね」
「思い入れも強いってやつ。プロットが一番役に立ったのも確か『ひとかけら』らしいし」
「その辺りがかなり致命的だと思うんですが…………」
「うん、わたしも同感」
「で、そこからしばらく手を止めて、それから『宵闇』でしたっけ」
「合わないことにはそんな簡単に手出すものじゃないわよねホント」
「後悔って絶対先に立たないんですよね。何度繰り返しても忘れてますけど作者さん」
「学習能力が皆無なのよ」
「なるほど。……で、そのあとは『とどきみ』です。たったひとりの死神さんのおはなし」
「これも終わらせるまでに随分時間掛かったのよね」
「割にあんまりいいものができあがらないってところはちょっとだけ同情の余地があるような……」
「ないない。自業自得じゃないの?」
「それもそうですね。あ、その次に『いつどこ』だ。何で焦って書いたかなぁ」
「強迫観念でもあったんじゃない? どうにかしなきゃ、みたいな」
「作者さんらしいですね。追い詰めすぎな気もしますが」
「馬鹿は死ぬまで治らないって言うし」
「文字通りですか。……それから『極彩風景』。途中で改装したんですよ」
「一応気分転換にはなったみたいで、気持ちは前向きに書けたらしいけど」
「そういうのって得てして空回りすることが多いんですよね」
「…………今日の双弥、ちょっと毒舌すぎない?」
「気のせいですよ姉さん」
「……ま、いっか。あ、二次創作に関してはいまいちですよね。中途半端っていうか」
「今更難しさに気づいたっていうのも変な話」



さん、これから

「とりあえず"書く予定"なのはみっつよね」
「かのえあ二次創作『Blue Sky Dream』。しばらく時間掛かるって言ってたよ」
「一次創作『あめにさくはな』は短編だっけ? 前後構成くらいの長さにはなるらしいけど」
「『こころ、ここに。』はまだどういう風になるかもわからないそうです」
「『ひとかけら』くらいの長さになる、とは言ってたわね。でも、それも信用に足るかどうか」
「…………不安材料ばっかりですね。立つ足場もないというか」
「こういうところ、モノカキとしては致命的だと思うけどどう?」
「思いっきり同意します」



よん、けつろん

「手の施しようがないわよね」
「言い切りましたね姉さん」
「事実でしょ?」
「ですね」
「……ま、このくらいで品切れか。もう語ることもないし、これでおしまい」
「僕たちから言えることは何もありません」
「じゃ、わたしと双弥は帰るわ」
「何となく疲れました……」





…………フォローとかなしか。なしなのか。





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