シュレリア(ヒュムネコード・EORIA_ANSUL_ARTONELICO)

全てのレーヴァテイルの元となっている、レーヴァテイル・オリジンの一体。
過去、ソル・シエールの中心に聳える塔、アルトネリコの管理者として創造された人造生命体。
エル・エレミア伝承で語られるエレミア三謳神、エオリアとは彼女のこと。
ホルスの翼では伝説として語り継がれる存在だが、その正体は七百を越える齢には思えない少女である。
オリジンのクローンであるベータ純血種、人とレーヴァテイルの混血である第三世代とは一線を画す能力を持つ。
普段はリンカーネイションと呼ばれる塔の頂上におり、異常事態を察知して降りてくる。
プラティナにてエレミアの騎士達とウィルスの駆除をしつつ、その根源であるミュールを封じ続けてきた。
現在はミュールを封じる必要もなく、管理人としての責務を果たしながらのんびりと暮らしている。

装甲(リンゲージ)を着用している時の彼女は、威厳のある、ライナーにとって優秀な上司。
しかしそれを脱いだ彼女は見た目相応の感情を持ち、本人も普通の女の子らしくありたい、とは思っているらしい。
特に旅を終えてからはやりたいこともやってみたいこともたくさんあるとか。
寂しがり屋で、ライナーに対しては甘えたがり屋でも。オフの時は顕著。
知識だけは豊富だが、色々と経験が足りない。外の世界をあまり知らないが故に、常識知らず。
どうも素直になれない性格のようで、つい気持ちとは反対のことを言ったりもしてしまう。
ソフトツンデレ。ツン1.5デレ8.5みたいな。基本的にライナーにべた惚れ?
運動音痴で、何もないところで転ぶ。詩魔法発動時にも転ぶ。さらに方向音痴でよく迷う。ドジっ娘属性付き。
グラスメルクの設計者(現在の技術には疎い)。コスモスフィアを持たない代わりに、仮想世界を構築出来る。
ちなみに昔、失恋経験あり。ここ重要。
夢は新婚生活、好きなものは直属のガーディアンであるELMAとカラク。座右の銘は「身軽になりたい」。


 ライナー・バルセルト

シュレリアの護衛役、エレミアの騎士。本編の主人公。
プラティナの総帥、レアードの息子で、親の跡を継ぐのが(勉強が?)嫌で剣を取った。
稚拙だった正義感も旅をし、多くの経験を積むことで価値観と共に変わり、、柔軟な心を得るに至る。
剣の腕は一流。ただ、どうも難しいことに対して理解を放棄する癖があるというか、要するに馬鹿。
帰還してからはシュレリア様にその辺のコーチを受けつつ、適度に幸せに過ごしている。

直情思考、思い立ったらまず突貫。良くも悪くも主人公らしい性格。
時にはそれが間違いだったり、迷うことも多々あるが、単純なりにちゃんとしっかりした考えを持っている。
おそらく本編中、最も成長し大人になった人物。でも根本的な部分は何ひとつ変わらない。
超絶が付く鈍感。遠回しな台詞や生半可な告白は通じない。
さらに、無自覚に優柔不断で駄目男。彼の発言にキレ(かかっ)たプレイヤーも結構いるはず。
責任取って、とかそういう直接的な言葉には弱い。素直になれないシュレリア様とは一進一退。なかなか進まない関係。
優しいのもいいのだが、優し過ぎると敵を作るぞ。別名女の敵、もしくは鈍感マン。殴りたい人物ダントツナンバーワン。
夢は寝て暮らす生活、好きなものはレーヴァテイルとオボンヌ(プラティナの銘菓)、座右の銘は「考えるより即行動」。


 スピカ・ニール

ほたる横丁、ほたる一番街で、名物の猫飴を売っている女性。
表向きは平凡な街の娘なのだが、裏世界に片足どころか全身突っ込んでいる人。凄腕の情報屋として名を馳せている。
どうやらほたる横丁内ならかなりの影響力を持っているらしい。
その力たるや、天覇の社長にも少なくない発言力があるとのこと。
またそれとは別に、合言葉「バケツ一杯食べたいよ」を言うと、グラスノ結晶を売ってくれる。
質は毎回違うが、客の持っていない物を売ることを心がけており、その辺も含めて世話になったプレイヤーは多いはず。
ちなみに、調達はイム・フェーナのリルラに頼んでいる。報酬は猫飴とか。いいのかリルラ。
なお、本編での猫飴の値段は12リーフ(リーフはソル・シエールでのお金の単位。円などとの比率は不明)。
仮に99個(所持数マックス)買うとすると、1188リーフ掛かる。
バケツ一杯だと一人前33600リーフ掛かるらしいが、羅針盤大量生産で稼ぐと差額で375309リーフ手に入る。余裕です先生。

会話の内容から推察する限り、笑顔で恐ろしいことをする人。
幼少の頃から計算高かったらしい。さらに、表と裏の顔を使い分けることも覚えていたらしい。
本編では割と年長だからか、発言も大人なものが多く、一定以上の知性が窺える。
しかしさり気なく義理堅いところもあったり、どこか頭のネジが外れていたりとなかなかに掴みどころのない女性である。
夢は裏世界の女王(表は街娘)、好きなものは年下の異性と闇情報、座右の銘は「ガセネタは売らず」。


 クレア・ブランチ

空港都市ネモで酒場を経営している女性。
元は天覇に所属していた優秀なレーヴァテイルなのだが、企業姿勢に嫌気がさして退社。
現在は一人で訪れる客の相手をしながら、民衆のための詩を謳うことを志している。
元はスクワート村(今は廃墟)の出身で、オリカとは村にいた頃からの幼馴染。
いいお姉さん代わりとして、成長していく妹を温かい目で見守っている。

詩が好きで、だからこそ自分の好きなものを都合良く利用されるのが嫌い。
彼女の詩は、純粋に聴かせるための詩。人々の心に響く、そんな力を持つ。
劇中ではライナーの間違いを正す発言をするなど、一歩先に行っているような大人思考の持ち主。
叱るのではなく優しく諭すところが、本人の性格をよく表しているかと。
夢は一万人の前で謳うこと、好きなものはオリカとオルゴール、座右の銘は「謳は庶民の為に」。



 オリカ・ネストミール(MULE_TEIWAZ_ARTONELICO)

第三世代のレーヴァテイル。出身はクレアと同じくスクワート村。
教会に聖女候補として所属していたが、ほとんど詩魔法を謳えない彼女のランクは限りなく低かった。
が、ライナーと触れ合ったことで色々なものを得、次第に強くなっていく。
第三世代なのにヒュムネコードを持っているのは、ミュールの遺伝子を色濃く受け継いでいるため。
代わりに影響も受けやすく、ファルス司祭によって危うくミュールの器にされかける。
優秀なレーヴァテイルとして評判だったクレアと比べられることを恐れ、激しい劣等感を抱いていた。
それがオリカを殻に閉じ込め、目立たない少女にし、その秘めたる力さえ表に出せなくしてしまったのは不運だろう。
自身のなさから来る自虐心を今はおおよそ克服し、本来の活発な性格を取り戻している。

女の子らしいことがそれなりに得意(特異?)で、こと料理に関しては恐るべき手腕を発揮する。
見た目はもう口に入れたら死んでしまいそうな凶悪なものなのに、食べてみるとおいしいという謎料理ばかりを生産。
ドッコイパヘ、焼肉ソーダはどう考えても凶悪。どうして甘い物と塩味を合わせておいしくなるんだ。
何気に天然、そして無自覚に毒舌。素でさらっと遠慮容赦ない発言を連発する。
オリカに自分の評判を聞く時は、並々ならぬ覚悟が必要……かもしれない。特にラードルフ、頑張れ。
ネーミングセンスも致命的に壊滅的で、本人は大真面目だがギャグとしか思えない名前ばかり付けたがる。楽しいけど。
個人的MVPは『デァロォンリング』と『ハーモガンガン』、『舌切りフック』。もう大好き。
天然故か大胆なところも。その大胆さに気づいてないかどうかは判別つけ難い。
夢はエレミア三謳神に会うこと(シュレリアと会った時点で叶っている)。座右の銘は「強くなりたい」。



 ミュール(MULE_TEIWAZ_ARTONELICO→MULE_FEHU_EORIA_ARTONELICO)

かつて、第二紀に於いては最高のベータ純血種と謳われたレーヴァテイル。
実際、処理速度の面ではオリジンであるシュレリアをも超える能力を持っている。
元々彼女は『レーヴァテイルコントロール』と呼ばれる計画の産物であり、感情も意思も所有しない、 文字通り人間にコントロールされるための便利な人形として創造された。 なお、同じコンセプトのクローンが複数いたっぽい。ミディールその他。
しかし、時が経つにつれ感情を獲得し、さらにそれを隠し通して反乱を起こした。
自らを生み出し、同族を卑下し虐げる人間への嫌悪と憎悪を引き金に。
結果として当時二基あったプラズマベルの右側を破壊、ホルス右翼の崩壊と共に多くの命が失われる。
シュレリアがタスティエーラの協力を得て彼女を封じたが、情報ウイルス体、シャドウとして攻撃を開始。
リューンの系譜の束縛とタスティエーラの犠牲という代償を払って抑えつけられるも、その憎しみは消えずにいた。
最終的には、人間であるライナーによって開放され、以後人を襲うようなこともなくなる。
その辺は特に、リグ・ヴェーダの『想い』を参照。彼女とて、人を想う気持ちは持っていたのではないか。
ちなみにベータ純血種=シュレリアの遺伝子情報を元に生み出されているため、本来のヒュムネコードは『FEHU_EORIA=エオリアに従属する』となっているのだが、当人がシュレリアの下なんてまっぴらごめんだということで勝手に改竄している。

皮肉屋の一面を持ち、言うことはかなりきつい。天然ではなく意識した鋭い物言いをする。
一見しただけだと他人にまるで興味ないように感じるが、実は結構色々と気にしていたりも。
数百年単位の引きこもりだったので、シュレリア以上の常識知らず。服は着ないわ料理は手掴みするわ。
でも頭の回転は早く飲み込みもすぐで学習はあっという間。一応今はまともに社会生活中。
ただし、気にしなくてもいい場所では相変わらず全裸か半裸。窮屈、不自由、縛られる感覚が嫌い。
シュレリア同様風呂は気に入ったらしく、毎日湯船に浸かっては考え事をしている。
腰より下まで伸びた物凄い長髪を切るつもりはないとか。お洒落には疎い。他人の目を気にしないとも言う。
外では緩い、ラフな服装を好む傾向にある。ベルトなんて絶対付けない。あとスカートも敬遠気味。
かなり計算高いが予想外の出来事には弱く、特にライナーはある意味天敵。逆にシュレリアはからかい甲斐があって何とやら。
ただ、あからさまな挑発に乗りやすいのは同じで、力関係で言えば五分五分なのかもしれない。
仮想世界を作るのが得意、というところは公式と一致しているようで作者的には嬉しかったりする。だいぶ方向性違うけど。
現在の夢は不明(それなりに日常には満足している)、好きなものはレーヴァテイル。座右の銘は『平穏な世界のために』。
最早ほとんど別人。お願いみんな受け入れて。



 彌紗・アルトセルク・リューン(MISYA_FEHU_EORIA_ARTONELICO)

第一塔、アル・シエールではミュールを除き唯一のベータ純血種。
リューンの系譜(星詠)と呼ばれる特別な役割を持つレーヴァテイルの血筋(クローンなんだから血筋というのも変な話だけど)であり、彼女達は代々ヒュムネクリスタル『クロニクルキー』を用いて、その一生をクレセントクロニクルで謳い続けることになっていた。クロニクルキーが謳われなければ、ウイルス化し精神体となったミュールをバインドする(眠らせる)ことができなくなるため、リューンの系譜の身を賭した尽力によって世界の平穏は保たれていた、と言ってもいい。
プラティナに於けるELMA-DSの出現から始まる一連の事件は、彼女がボルドに攫われたことから端を発する。かつてライナーとは幼馴染の関係にあった(しかもずっと好きだった)が、当の本人はすっかり忘れていやがったので、それに関しては正直かなりヘコんでいる。いやぶっちゃけ有り得ないだろ。百年の恋も冷めかねない再会だったのにもかかわらず愛想を尽かさなかったのは、やはり献身的な愛故か。
クロニクルキーは最早彼女の一部として認識されているので、インストールしたはずのヒュムネクリスタルを抜き取ると身体が子供のものになってしまう。その時の肉体年齢はおそらく星詠の使命を果たす直前。本来の姿は年齢(事件当時は十八歳)相当。結構スタイルはいい。

実は意外と学者肌で読書好き。難しい専門書からえっちぃ本まで、かなり幅広く読む。そのため波動学などにも詳しく、何気にミュールと話は合うのかもしれない。純粋に頭も良いが、それは幼少時レアードにこれでもかというほど知識を叩き込まれたからでもある。凄まじいスパルタっぷりだったらしく当時のことは地味にトラウマ。とはいえ勉強嫌いではない辺り、学ぶこと自体は好きなのかもしれない。
運動神経は悪くない程度。ただし極度の高所恐怖症で、高いところではほとんど一歩も動けなくなる。ボルドの件でも克服できなかったので筋金入り。
三人娘の中では一番家事ができる。一人暮らしをしてきたからか、お金に関する感覚も鍛えられている。『お嫁さん』にするには最適だろうに、あっさり思い出忘れたりするライナーはマジ鬼畜ですよねー。
人の間を取り持つムードメーカー。しかし気を遣い過ぎて自分を蔑ろにしてしまうことも。
全体的に和風な物が好みで、服装もそれに準ずる。髪の毛周りは装飾過多な気もするけれど、重くないんだろうか。
現在の夢は詩姫として有名になること、好きなものは詩と専門書(とライナー)。座右の銘は『体力よりも頭脳』。
今は詩姫としてホルスの翼を巡業中。機会があればいずれ他の世界にも旅立ってみたいとか。



あとは気分次第で増えたり増えなかったり。