以下注意書き。 主な資料は攻略本と設定資料集です。まるまる引用はしてないつもり。 町の人口に関しては攻略本準拠。シュレリア様の年齢とか、割と物によって違うので困る。 微妙に私が書いた分の用語も入ってます。あまり深く考えずに。 並びはマジ適当。おおよそ出てきた順にはしてますが。 他に何か説明してほしい単語とかあったら遠慮なくどうぞ。 ・ソル・シエール(sol ciel)---用語:固有名詞 アルトネリコに於ける世界の名。この場合は、塔とホルスの翼、ほたる横丁を含む現在の世界の総称。 かつては一地域を指すものだったが、グラスノインフェリアで世界は大部分を失い、残った場所をこう呼ぶようになった。 『ciel』は空、意訳すると世界の意。通常、ヒュムノス語では『ar ciel』でこの世界を指す。 古メタファルス律というヒュムノス語の派生のひとつでのみ『sol ciel』になる。 ちなみに『sol』は『(日の光が)輝く、燦々と照りつける』という意味。 ・アルトネリコ(ar tonelico)---用語:固有名詞 ヒュムノス語で『ar』は『ただひとつの〜、唯一の〜』という意味。トネリコはユグドラシルという解釈も。 なので『ar tonelico』で『唯一の御神木(世界樹)』と訳せる。 ホルスの翼を支え、人間が住める環境を保持し、グラスメルクや詩魔法の恩恵を与える塔の名前。 かつて、第一紀と呼ばれる時代に『原初の塔』として人間とテル族の協力の下建設される。 当時発見、研究されていた音科学の力を増幅する役割を持っていた。 この塔に同調し、管理する存在として生み出されたのがレーヴァテイル初号体、エオリア。後のシュレリアである。 製作されてから楽に五百年以上の年月が経っているが、どうも老朽化した様子はない。 とはいえ、段々畑付近より下の調子はわからず、一番心配なのは根元なのかも。 ・プラティナ---用語:地名 塔の中でも相当上に位置する。 ここに来るためには氷の瞳を越えねばならないが、物理的には繋がっていないため徒歩では辿り着けない。 しかし劇中でシュレリアがパスを繋ぎ、導力プラグと行き来できるようになった。 結果としてそれが教会のプラティナ侵入を容易にしたのだがまあ別の話。 人口は約19000人。プラティナの住人は『エレミアの使徒』としてホルスの人々に神聖化されている。 第二紀にて、シャドウ(がミュールであることは知らないのだが)を封じた人間の末裔がエレミアの使徒。 ライナーもここの出身。プラティナ総帥であるレアードの息子として育った。 中でも戦闘訓練を受けた者が『エレミアの騎士』となり、シュレリアと共に導力プラグ等で発生するウイルスを駆除していた。 現在はミュールの消失により、騎士達の仕事も減ってきているとかいないとか。 ・ホルスの翼---用語:固有名詞 現在、プラズマベルと呼ばれる重力場不安定装置によって宙に浮かぶ大地の名称。 空港都市ネモを初めとした町などはホルスの翼内に存在する。 昔はもっと巨大だったが、ミュールの反乱によって二基あったプラズマベルの片方が破壊され、右翼が落ちる惨事が起きた。 過去、浮遊大陸実用化への試験として作られ、途中から彩音回廊による天候操作を利用した臨床試験の場となった。 リゾートシティの建設にも着手したが、その半ばでグラスノインフェリアに見舞われ、完成を見送ることとなる。 生き残った人々は、死の雲海によって隔離された浮遊大陸で生きるしかなくなった。そして現在に至る。 レーヴァテイル発祥の地でもあり、シュレリアを初めとするオリジン、ベータ純血種もホルスの翼で作られた。 ・ホルスの民---用語:固有名詞 ホルスの翼に住まう人達の総称。 ソル・シエールに現存する人間、レーヴァテイルのほとんどがここに区分されるはず。 エレミアの使徒を神に近い存在として畏怖、畏敬し、大半の人が塔のことを何ら知らず暮らしている。 人間は第一紀に住んでいた地域によって異なる二種類の民族で構成されている。 英名基本、横文字圏民族のシエール系と、漢字名基本、縦文字圏民族のクラスタ系。 要するにアジア系とヨーロッパ系みたいなものだが、言語はおおよそ統一されているらしい。 容姿、服装にも違いがあるが、正直本編のキャラは特異過ぎる気があるためあまり考えなくてもいいような。 ・ヒュムノスエクストラクト---用語:詩 詩魔法とは違い、アルトネリコを直接制御するための詩。一般に『ヒュムノス』と言った場合これを指す。 使用には『ヒュムネコード』というレーヴァテイル識別子による認証が必要である。 現在では失われたものも多く、本編にて謳われるのはおおよそ八曲。主にヒュムネクリスタルを用いてダウンロードする。 簡単に言えば、塔の根本的な機能を操るコマンドみたいなもの。 詩を知ってさえいれば天候のコントロールや重力制御、強力な詩魔法などを自由に扱えるようになる。 ちなみに、何故か一人で謳っているはずなのに複数パートで当然の如く謳われていたり。 レーヴァテイルは実に凄まじい力を秘めているものだ、と感心する作者だった。え? 論点とか違う? ・サスペンド(SUSPEND)---用語:ヒュムノスエクストラクト 塔の機能を(一時的に)停止させる詩。 これを謳えるのは管理者であるシュレリアのみ。 肉体的に同調している彼女は、サスペンドを謳うと一緒に停止して(眠って)しまう。 全ての機能が止まるわけではなく、環境制御や重力制御などの重要な機能はそのまま。 停止させるからには再起動する必要もあるので、そのための対になる詩が存在する。『リ・ネイション』。 余談だが、アルトネリコの曲にはそれぞれ歌詞とは別に、込められた詩の想いがある。 ダウンロードしたレーヴァテイルによって曲自体が全く違うものになるのだが、その根本にある想いは同じ。 サスペンドでは、自らに呪いを掛け、悪魔を封じ永遠を生きる開かずの本となった少女が、 彼女を助けようと手に取る騎士を諭し、世界の犠牲になるのは自分だけで十分だと告げ、騎士を家路に就かせるという物語が込められている。こんなもんよ本当。 本となった少女をシュレリア、騎士を次の管理者候補とし、管理者が世代交代する様を想像してもらえれば。 ・交換日誌---用語:小道具 自分の字や当時の心境をありのままに書かねばならず、さらにそれを相手に見せなければいけない恐怖のアイテム(違う)。 シュレリアが何故これを申し出たのかは謎。ごめん嘘。各自適当に推測して。 勿論今でも続いてます。元はライナーが仕事であまり日誌を出さなかったことが原因。 ・シャンプーハット---用語:装備品 レーヴァテイル専用装備品。材料は『大きな歯車』と『虚空トランスレイ』。 防御力がちょこっと上がり、詠唱中に攻撃を受けた際のバーストゲージ(詩魔法のパワーの度合い)量減少を軽減する効果あり。 言うまでもなくお風呂で使うものなのだが、どこをどうしたらこんな効果が付与されるのか。 レシピ通りに作ったとはいえ、特殊な趣味があるんじゃないかと思われても仕方ないだろライナー。 これを装備すると敵が笑い過ぎて戦闘不能になる……としかシュレリア様には考えられなかったようで。 ・あんな服---形容:指示代名 オリカの『バブルパッション』とミシャの『Y』。 街中をバスタオル一枚や裸Yシャツで歩かせればそりゃ変態と思われても仕方ないよライナー。この台詞二度目だよ。 ・星屑の涙---用語:装備品 レーヴァテイル専用装備品。材料は『にじのかけら』と『こじゅうとの指輪』にグラスノ結晶。 結構MPが上昇。何だ、精神ブーストの役割でも果たしてるんだろうか。 見た目はとても綺麗なネックレスで、女性にプレゼントしても全然問題なさそうな感じ。 でも材料が材料なので、変に禍々しかったり嫌な雰囲気が漂ってきたりするとか。 こじゅうとの指輪抜きで作れるかどうかは不明。できてもMP増加の効果はなさそう。いや、それでいいのかも。 ・姿見---用語:小道具 女性の部屋に鏡は必須だと思うんだ(偏見)。 化粧っ気があってもなくても基本的につい見てしまうものかと。 ・リンカーネイション---用語:固有名詞 塔の最上部に位置する、プリズムガーデンの頂上。 完璧に成層圏を突破しているが、彩音回廊が天候調整しているため、一応人間も生きていける。 元々シュレリアは普段ここに常駐し、有事の際に降りてくる。 ある意味では塔の中枢、最も大事な箇所であり、名の通り、輪廻転生の場所。塔が生まれ変わる場所。 管理者が世代交代をする時、一度リンカーネイションで機能を停止させてから行う。 セキュリティの厳しさと機密性保持その他諸々が理由で誰も来ることがなかったため、シュレリアの中では孤独な空間の代名詞。 もうあそこには戻りたくない、とライナーに打ち明ける彼女に惚れたのは私だけじゃないはず。 ・仲結いの糸---用語:装備品 レーヴァテイル専用装備品。材料は『ぴかぴかの毛皮』と『ドラゴンのはね』にグラスノ結晶。 さり気なく色々とステータスも上がるが、本来の効果はダイブポイントの割増し。 精神世界の話を進めたり詩魔法の回数を増やしたりとかなり使うので中盤以降は特に有り難いかも。 見た目がまんま赤い毛玉。毛玉ごと持っていると思われる。それで装備したことになるのだから凄い。 やたら小指に結びたがるシュレリア様だが、やっぱりそれだと前衛は動きにくいようで。頑張れライナー。 ・導力プラグ---用語:固有名詞 別名『使徒の祭壇』。グラスメルクでこれの縮小版が作れる。 現実世界とバイナリ野の結合点。デジモンのアニメ知ってると結構わかるかもしれない。 通常の世界とデータの世界を結ぶ場所で、それ故純粋なデータ体であるウイルスも実体化しやすい。 およそ九割のウイルスがここに発生するので、エレミアの騎士はだいたい導力プラグを見張ってればいいのだろう。 一般人でも塔にアクセスできる、現時点では唯一の場所でもある。 ・プライマル・ワード---用語:詩魔法 シュレリアの使える回数無制限赤魔法。オリカやミシャと比べ、バーストレベルが異様に高い(レベル4で3.75倍)。 敵全体に魔法属性のダメージを与える。計算式はそのままバーストゲージの%=(アンビエンスレベル3)ダメージっぽい。 相手の耐性ゼロで、10000%溜めていれば単純計算で10000ダメージ入るということ。 単純にエネルギーの塊をぶつけるだけの簡素なものだが、威力は十分。 ていうか人間が喰らったらたぶん死ぬ。でもライナーは丈夫なのでお仕置き用に使ったり使わなかったり。 ・コスモスフィア---用語:固有名詞 レーヴァテイルが持つ精神世界の名称。言うなれば心の形。 個々人によって世界観、その風景や在り方は違い、精神的な深度でレベル1から9までが割り振られている。 深くなればなるほど普段は表面化しない潜在意識が顕在化する。 元々心は曖昧で多面的なものであり、そのため世界内では役割を細分化された複数の本人が現れることも。 レーヴァテイルのパートナーがコスモスフィアに干渉することをダイブと呼ぶ。 ダイブには専用の機械を使い、パートナー自身の精神が潜らなければならない。 コスモスフィア内で問題が起きるとダイブしたまま目覚めないことも。 また、干渉の方法次第ではレーヴァテイルが精神崩壊を起こすこともあり、心というものの難しさがよくわかる。 ちなみにシュレリアはコスモスフィアを持たない。 彼女は言わば塔そのものであるが故、精神世界も塔の中、データの世界、バイナリ野である。 あと、仮想世界とは要するにゲームの中みたいなもの。 最初から構築した、現実には存在しない法則と形式の世界。 塔内には仮想世界のデータも結構残っているらしい。 ・ほたる横丁---用語:地名 総合企業体・天覇がホルスの翼の下に広がる死の雲海調査のため建造した、人口の浮遊島。 人口は約97000人。時間経過と共に発展し、現在は一般住民も多く活気のある街。 元は学術研究都市で、天覇本社も建てられ、研究施設が各所に散在している。 住人のほとんどは空港都市ネモから移り来た者。別によりよい環境を求めてきたわけではなく、物好きが大半。 島自体はフリッパーと呼ばれるグラスノ製の浮遊盤を原動力とし、四点のアームでバランスを取り浮かんでいる。 いくつかの区画に分かれており、間の行き来は市電で行われる。劇中ではそんな描写微塵もないが。 スピカが暗躍しているのもここ。レアなグラスノ結晶が欲しい時は行くといい。お金を忘れずに。 ・リーフ---用語:単位 お金の単位。 日本円、ドルなどとの比率は不明。 ・猫飴---用語:アイテム ぶっちゃけると、金太郎飴の猫バージョン。 表向き街娘のスピカが営業モードで売っている。一個12リーフ。 ・グラバード羅針盤---用語:固有名詞 飛空挺に必要なもの。シェアリングコアというパーツの一部。専ら金稼ぎに使われるが。 機体の水平調整と方位、速度を計るのに必須であり、これがないとまずブラストラインは越えられない。 出力制御などにも役立っており、材料的にもとっても難易度(と製作に必要な予算)の高いだろうアイテム。 最初にブラストラインを越える際には、操縦者のクルシェがボタンを叩いて手動で起動させていた。 ムービーでは起動後すぐに機体が体勢を立て直したので、その有能性は折り紙つき。 一応、天覇の専売特許らしい。の割にライナーはバカスカ作ってたが。 ・うさライス---用語:アイテム シュレリア様が(たぶんグラスメルクで)作ったもの。 ライナー曰く、懐かしい味がするらしい。お子様ランチとかそんな感じか。 何かあるとうさぎを取り入れたくなるシュレリア様は可愛いよ。 ・メシジュース---用語:アイテム 上と同じくグラスノ結晶入りの食料。 恐ろしいことに、ジュースに米が混ざっているという素敵物なのだが、普通においしい。 ストローを吸うとぶつぶつと喉を通る白米の感覚。そしてジュースの甘味。どうしてこれでおいしくなるのか。 オリカの作るドッコイパヘと五分五分である。ていうかどっちも普通に考えて無理。無理だから。 ・グングニル---用語:固有名詞 ライナーが乗ってきたものを元に、教会、テル族、天覇のトップが協力して作ったブラストラインを越えられる飛空挺。 後にプラティナのギャザー(飛空挺の着陸場)で再作成、改良される。 PHASE3での主な移動手段はこれだと思われる。……そうならよく着陸させてもらえたな。 ・リンゲージ---用語:衣装 シュレリアの元普段着(でいいのか)。近未来的な雰囲気の甲冑。 全体的な力の増幅効果があるっぽい。謎エネルギー(たぶん導力)で浮いているので、疲れる心配もない。 顔も完全に隠れるため、ライナー以下数名は彼女の本当の顔を知らなかった。おそらくレアードは知っていただろう。 個人的な感想だが、リンゲージを着用したシュレリア様の胸は大き過ぎる。きっとそこも正体を悟らせない一因。 ・シルヴァプレート---用語:地名 空港都市ネモからイム・フェーナまでを繋ぐ道。塔壁。 塔の中腹くらいだが、モンスターも出現するそこに何故か住む人々がいる。 逞しいというか何というか。育てた鶏を食べたり、焼肉をしたりみりん干しを作ったりと実に楽しそうな生き方だ。 ・空港都市ネモ---用語:地名 塔の麓で、はじまりの海と呼ばれるトネリコ湾の空港を中心に栄える町。 人口は約532000人。ソル・シエール最大規模の町。 空港から放射線状に幹線道路と町並みが広がり、さらに路面電車も一部で走っている。 エル・エレミア教会や大唄石公園、クレアの経営する酒場もここにある。 各地から物が集まるため、商売は盛ん。中心部では重工業も。 シュレリア様曰く、ネモの規模はこの世界では大き過ぎるほど、とのこと。 でもまぁ、あんまり気にしなくていいんじゃないでしょうか。公園にはカップル多数。シュレリア様もお忍びで行きたかった様子。 ・デパートメント---用語:固有名詞 プラティナ内の買い物区域。 武具防具からグラスメルクの材料、レシピにグラスノ結晶と結構何でも売っている。 きっと眼鏡も食材も色々買えるに違いない。ていうか変えなかったらデパートメントじゃないよね。 ・眼鏡---用語:装備品 似合う人が着けると可愛さ倍増。 どことなく知的に見えたり、ドジっ子属性が追加されたり、挙動に悶えたりできる。 さぁ、君もシュレリア様が眼鏡を着けた姿を想像してみよう! ・シルヴァホルン---用語:固有名詞 シルヴァプレートに巻き付ける形で設計されたための名称。見た目は巨大管楽器。 第二紀に於いて、シュレリアの発案によりグラスノインフェリアで失われた音科学を復活させる役割を担った。 しかし、ミュールの反乱後、音科学の危険さを憂いた彼女が機能を変え、グラスメルクの根源となる。 ミュールが閉じ込められ詩を紡ぎ続けた場所でもあり、最奥にはヒュムネクリスタル『ハーモニウス』が眠っていた。 内部は『神の咆哮』と呼ばれる大出力の導力が渦巻いており、生身の人間が入れば体内の水分を一瞬で失い死に至る。 スイッチを切れば止まるが、そこまで行けるのは並外れた能力でなければ不可能。 シュレリアは詩魔法で力を借りることも出来、その場合は増幅された神の咆哮が敵に降り注ぐ。熱いけど雷属性。 ・導力---用語:固有名詞 ファンタジーでいうマナとかと似たようなもの。 低い密度で大気中に存在し、唄石によって吸収、濃縮され、魔力として具現化する。 エネルギー体だが情報伝達能力を有し、レーヴァテイルの詩魔法が塔に伝わるのもこの特性を利用したもの。 ……正直ごめん、ほとんどこれは攻略本から引用。だって他にコメントできそうになくて。 ・唄石---用語:固有名詞 鉱石の一種。叩くといい音が鳴る。 アルトネリコの機能は、唄石が行う一連のプロセスを無限に拡大したもの。 大気中に導力があれば莫大な魔力を有することが可能になっている。 グラスメルクの材料としても使われ、実は結構重宝。微妙なところで。 ・ヒュムノス---用語:言語体系 ソル・シエールで扱われるのとは別の言語。日本語に対する英語だと思えば。 テル族とエレミアの騎士、そしてレーヴァテイルは普通に扱っている。 とはいえ前者ふたつはヒュムノススペル(レーヴァテイルや塔にアクセスするためのパスワード)しか使えない。 対してレーヴァテイルは生まれた時から全てのヒュムノスを記憶している。 基本的に塔と繋がり、塔を制御したり力を貰ったりするための言葉。レーヴァテイルも普通、日常会話には使用できない。 感情を表現するための言語であり、最大の特徴は頭に『想音』と呼ばれる節があること。 想音で現在の感情を表し、その後の構文(これは英語に近い)で状況、意思を示す。 詳しくはindexのリンク先、ヒュムノス語未完成小辞典とヒュムノサーバーで。 ・ソリッドうさこ---用語:アイテム 戦闘用アイテム。材料は『大自然あいす』と『フリーズドライ』にグラスノ結晶。 使うと敵全体に即死属性の物理ダメージを与える。いやね、ホント見事に全滅。 すっ飛んだうさこが巨大化、詩魔法並みの範囲を覆い尽くして敵を押し潰すという超シュールな道具。 見た目は銀色で正にメカとしか言いようのない姿。でもうさぎ。 製作者(シュレリア様)の意向で振ると「みゅっ」と鳴く機能付き。 どうしてアイスと乾燥果物から機械ができるのかは、大自然とグラスノの神秘らしい。困った時の口から出任せ。 ・グラスノ結晶---用語:固有名詞 万物に含まれる物質、グラスノを精製して作られる結晶体。 一般的には詩魔法や武器、防具の強化などに使われる。妙に幅広い。 グラスメルクの材料にも欠かせず、グラスノ結晶の質によってアイテム再結晶時に出来上がるものも違うため、かなり重要。 それぞれが持つ効果も様々で、しかも赤魔法、青魔法、緑魔法、装備強化用と異様に細かい割り振りまで。 なお、グラスノは詩魔法の情報を放出する特性を有していて、詩が魔法になるためには必要不可欠な素材でもある。 ・異形の者---用語:固有名詞 第一紀、まだ音科学が発展していた時代に、謳う丘と呼ばれる場所で研究されていた生体兵器の名称。 飛竜やポム(ドラクエでいうスライムみたいなものと思えば)などのモンスターが試験的に生み出された。 第二紀に入ると謳う丘での研究はレーヴァテイル中心になったが、異形の者はホルスの翼や塔に散在するようになる。 創造主たる人の手を離れた彼らは、ホルスの民の生活を脅かし、現在も各地に生息している。 初期にエンカウントするモンスターならともかく、中盤以降の敵はまず一般人の手には負えないだろう。 ・レーヴァテイル---用語:固有名詞 音科学の最先端技術を駆使して創られた人工生命体。 肉体を構成するのは人間と同じたんぱく質起源の有機的な素材であり、意思を持ったいのち。 人間にはない能力がいくつかあり、それによって人ならざる力を扱える。能力は以下の通り。 詩を謳うことで、塔から直接強大な力を引き出せる。主に詩魔法という形を取って。 グラスノ結晶を体内に取り込み、詩魔法をさらにブースト、パワーアップさせることができる。 また、ヒュムネコードを持っていれば塔を直接制御することも可能。 しかしその代償とも言うべきか、グラスノ結晶の発する導力によって命を削られてしまう。 特に、体内に取り込んだ(インストールした)時それは顕著になる。 出生によって三種類に区別される。シュレリア(エオリア)を初めとした、三体のレーヴァテイル・オリジン。 塔の制御用に創られた彼女達は、錬金術的な言い方をすればホムンクルスのようなもの。 生命維持管理をされており、塔が崩壊しない限りは永遠に生き続けられる。現在、他地域に派遣された他二体の消息は不明。 オリジンを元に製造されたクローンはベータ純血種と呼ばれる。 寿命は150年程で、ある程度成長すると朽ち果てるまでは歳を取ることがない。 ベータ純血種までは個別にヒュムネコードを持ち、塔を制御することができる。 ちなみに、ライナーのいる時代に残っているベータ純血種は、確認できる限りミシャのみ。 そして、レーヴァテイルと人間の混血(言い方蔑称っぽいかも)が第三世代。 その二人の子供は大抵レーヴァテイルの特性を持たないが、稀にレーヴァテイルの特性を持って産まれるものがいる。 第三世代の寿命は短く、通常は20年も生きられない。 ダイキリティと呼ばれる延命剤を定期的に投与することで、人間と同じ程度の寿命でいられる。 オリカやクレアは第三世代。普通ヒュムネコードがないのだが、オリカはミュールの遺伝子を濃く受け継いでいたので持っていた。 オリジンを除いたレーヴァテイルはコスモスフィアを保有。 また、オリジンを含め全てのレーヴァテイルは身体のどこかにインストールポイントというものが刻まれている。 そこからグラスノ結晶や延命剤を取り込むが、体調、ひいては直接生命に関係する場所であるためパートナー以外には晒さない。 本編で確認できる限り、レーヴァテイルは女性体しかいないらしい。明確な理由は不明。たぶん。 ・せらうさドレス---用語:装備品 前衛用防具。材料は『プラティノドレス』と『ソリッドうさこ』、『こっけいな服』にグラスノ結晶。 それなりな防御性能に加え、素早さも上がる。身軽だからかそれともうさぎだからか。 パーティーメンバー八人中女性は四人、そのうち三人がレーヴァテイルなため、前衛に女性は一人(クルシェ)しかいない。 なのにこの装備の恐ろしいところは男も着けられるという部分。 ぶっちゃけビジュアル的に見て、まだマシと思えるのはアヤタネくらいだろう。ジャック? ラードルフ? 論外です。 うさみみヘアバンド+セーラー服(臍出し)+紺色ブルマというあまりにも狙い過ぎな取り合わせ。 レーヴァテイル用の衣装にでもしてほしかった、と思うのは間違いなのか。絶対シュレリア様が着たら可愛いよ。 ・プラティノドレス---用語:装備品 プラティノのデパートメントで買える防具。装備可能なのはクルシェのみ。 ピンクを貴重にした、フリルいっぱいの割と可愛い感じなドレス。 通常クルシェは一人称が『ボク』であることも含め、さばさばしたボーイッシュな性格で、服装も色気は全くなし。 なので着せたら意外と似合うのかもしれないが、本人は嫌がるだろう。「ボクの柄じゃないよ」なんて。 他に誰も装備できないのは、その辺製作者方がわかっているから、というのは考え過ぎか。 でも結構着たいと憧れている人はいたりする可能性も否定できない。具体的にはシュレリア様とか。 ・人魚のウタ缶---用語:アイテム 戦闘アイテム。材料は『夢追いの水』と『フォトン発振子』。 敵に娘系(レーヴァテイル)がいる場合、詠唱(ため攻撃)を停止させる効果がある。他の敵は不明。 昔はエコーライズ効果を利用したおもちゃ……だったらしいのだが、現在その面影は微塵もない。 蓋が開いたら最後、頭部目がけて猛スピードで襲ってくる恐怖のかんづめ。 オリカは子供の頃引き出しに入っていたウタ缶を知らずに開け、村中逃げ回ったとか。 取扱いには十分注意しましょう。しかしこれに襲われたらかなり怖いよなぁ。 ・DH化グラスノ盤---用語:固有名詞 グラスノインフェリアの原因となった、第一紀当時プラティナの上に浮かんでいたグラスノ盤を縮小したもの。 グラスメルクの中でも高難易度で、材料を集めるにも相当な苦労を強いられる。 魔力を放出する性質を持つグラスノ盤が過剰な負荷によって爆散すると、途方もないエネルギーを周辺に撒き散らす。 その結果がグラスノインフェリアであり、それによって、ソニックブームで大地が破砕。 舞い上がったガスが暗雲を作り、グラスノ盤があった位置にはブラストラインと呼ばれる高密度のプラズマ海ができた。 以来、人々は塔の周辺でしか生きられなくなったのだが。 DH化グラスノ盤を同手段で破壊すれば、おそらく小規模なグラスノインフェリアが起こると思われる。 ……ライナー、お前なんつーものを作ってるんだ。 ・アルトネリコ?---用語:アイテム シュレリア様曰く、塔が持つ攻撃部分だけを抽出したもの。 本編では一番最後に作成することになるアイテムで、 Sランクを再結晶化した際にできる『全能の力』が装備者をアホらしいステータスにしてくれる。全属性打撃+全属性耐性+クリティカル率十割でさらに全能力アップって。 簡単に言えば、最強の詩魔法『アルトネリコ』の小規模版。 何故か敵味方問わず(味方レーヴァテイル抜きで)画面全体に防御力無視の固定ダメージ。 効果範囲は半径2ストン(ストンは距離の単位。1ストン=約3m)で、使えば範囲内が死の雲海に覆われる……かもしれない。 もし解体するならライナーは使徒の祭壇に篭もり、その間は隔壁全封鎖してどうにか、という感じ。 そんな物騒な代物を無造作に鞄に入れっぱなしなのはどうかと思う。 ・ボルタポルタ---用語:アイテム 戦闘アイテム。材料は『カミナリキノコ』、『鉄骨』、『赤い石』に『パワーソーサー』。 敵に雷属性の小ダメージを与える、要約すれば電気爆弾。 が、どちらかというと普通に使うよりもグラスメルクの材料として活用する頻度の方が圧倒的に高い。 使用時にかなりのエネルギーを発生するので、上手く扱えば色々とできそう。 転じて、一応ソル・シエールには電気を利用した道具があり、科学的なものも発展していると考えていいのかもしれない。 しかし冷蔵庫なども存在する……と断言できないので難しい。ううむ。 ・電離化合液---用語:アイテム 戦闘アイテム。材料は『赤い石』と『夢追いの水』。 敵に氷属性の小ダメージを与える。レシピカードには『あやしい液体』と書いてあるがそれは酷過ぎないか。 これもボルタポルタ並みにグラスメルクの材料としてよく使われる。また、Sランクアイテム生産の要でも。 氷属性ってことは物を一気に冷やせそうなので、夏(あの世界に四季があるかは確か明言されてない)には重宝するかも。 他にもアイスを作ったり食べ物を凍らせたりと、特に日常生活に。……ああシュレリア様、あなたはどんどん所帯染みてきて。 ・アプサラニカ広場---用語:地名 プラティナ内の広場。公園みたいなもの? 商人がいたり塔内に続く道があったりエレミアの騎士が立っていたりと随分混沌とした場所。 中央付近にあるのはかつて世界を救った英雄とその守護者の像。 男女の姿をしているのだが、元々はシュレリアとタスティエーラがモデル。伝聞の途中で正確さが失われたと思われる。 ・グラスメルク---用語:固有名詞 ごめん今更で。グラスメルクとは、一種の技術体系。 音科学は人間が扱うべきでないと判断したシュレリアは、第三紀、シルヴァホルンの機能を変える。 グラスノを使った魔法のようなもので、発されたスペクトルをシルヴァホルンが魔力に変換、出力しレスポンスを行う。 それによって魔力の篭もったアイテムを作り出したり、物を変質させたりすることができる。 なのでグラスメルクにはグラスノ結晶が不可欠であり、その質によってアイテムの出来が違うことも。 正確には、再結晶化した際に組み上げられるグラスノ結晶が段違いに。 用途が実に広く、薬学から機械工学まで自由自在。ライナーはどうしてこうなるか、なんて理屈もわかっていないのに。 ガサキ、レイラと名乗る男女が、当時ネモ町の店主だった峰姪(ほうめい)の前に現れ、広めたのが元と言われる。 大々的に普及してから、峰姪が『櫻商店』を興し、それが天覇の起源であるとも。 グラスメルクの使用には天覇の許可が必要で、実質天覇の許可がなければまともにグラスメルクはできない。 作成者は一般的にメルクと呼ばれ、ライナーもこの範疇に入る。 シュレリアは開発者だが、実際の作り方は知らなかった。 ・ホーライ---用語:地名 プラティナのダイブ屋。 レーヴァテイルのコスモスフィア(精神世界)に入ることをダイブといい、ダイブするために必要な機械を置いているのがダイブ屋。 相当大きく、プラグやケーブルが複雑に絡み合っていてどういうメカニズムなのかは謎。 ちなみにほたる横丁やネモにもダイブ屋はあり、ネモのダイブ屋の名前はクーライ。 何か、作為的だと感じざるを得ないのは気のせいだろうか。 ・クロニクルキー(CHRONICLE_KEY)---用語:ヒュムノスエクストラクト 唯一第三紀に作られたもので、リューンの系譜にしか謳えず、役割と共に連綿と受け継がれてきた詩。 塔内を縦横無尽に駆け巡るウイルス体、シャドウ=ミュールの精神体をバインドし、封印するためのヒュムノス。 効果を発揮するには謳い続けねばならず、それは即ち歌い手であるレーヴァテイルの生き方を縛りつけることと同意だった。 『想い』の源は望まぬ力持つ者を眠りに就かせる子守唄で、作成した二人の気持ち、その一端が窺い知れる。 何も知らない人々を幸せにするための詩であり、力と運命に抗えぬ者達を不幸にする詩でもあった。 悲しい曲。安らかに眠っていたのは、ミュールやミシャ達の苦しみを理解していない人々だったのかもしれない。 ・リ・ネイション(RE=NATION)---用語:ヒュムノスエクストラクト サスペンドと同じ、かなり古く……塔が創られたと同時に紡がれた詩。 上記の通り、サスペンドと対になっており、休止した塔の機能を復帰、回復させる効果を持つ。 家路に就いた騎士が魔王を倒し、呪われた本として生きていた少女を解き放つ、という『想い』が込められている。 物語としてもサスペンドの続きに位置しているので、完全にこのふたつは一緒に考えるべきだろう。 劇中ではオリカが謳っている。暖かな、陽に向かう希望を奏でる、目覚めの詩。 誰にとっての希望だったのかは、言うまでもない……よね? ・原初のオルゴール---用語:固有名詞 音科学の発端とも言うべき、唄石を発見した男が作ったもの。 妻を亡くした彼が最愛の娘シュレリアに贈ったものであり、現在もそうかはわからないがアルトネリコの中枢部に配置されている。 形はおそらくディスク型。七百年以上も鳴り続けているとすれば、相当凄いと思うのだがどうだろう。 『音科学の父』と呼ばれた彼の子孫、エレノの娘もシュレリアだったが、彼女は塔のセキュリティー誤作動で死んでしまう。 その当時に創られたエオリアがあまりに娘に似ていたため、エレノはエオリアをシュレリアと呼ぶようになる。 娘のように可愛がり、結果、シュレリアは人に対する愛を覚えるのだが。 感情を持つことは失った時の痛みを増すのだと、きっと当時の彼女は知らなかったに違いない。 ちなみに、中枢部がどの辺りを指すのかは不明。塔はホルスの翼の下にも続いていて、そこは全く情報のない区画。 あるいは最上部にあるのかもしれないが、確証は持てない。困った困った。 ・イナイイナイ---用語:アイテム マップ用アイテム。材料は『白い石』と『にょ?ギモ』、『レプリカホルン』にグラスノ結晶。 形状はいわゆる蚊取り線香で、その観点から見れば、ぶたというセレクションはあながち間違っていない。 使用すると周囲に毒々しい紫色の煙を噴射し、その区域でエンカウントしないようにする道具。 おそらくすり潰したにょ?ギモをベースにしているのだろうが、作ってる間は平気なのかライナー。 煙が彼らにとって有毒かどうかも謎。いや、あんなに多用しているのに有毒ははずはない。たぶん。きっと。 本編での使用頻度はトップレベル。使い勝手の良さは抜群で、いちいち戦闘するのが面倒な時は特に重宝する。 余談だが、外見部分は白い石を加工したものと勝手に解釈している。 なので別にぶたじゃなくてもいいんじゃないか、ということでうさこ。耳から煙。シュールな光景だと思うがどうだろうか。 ・どんすけ---用語:固有名詞 ここではレシピのひとつとして紹介するが、本来はぬいぐるみでもあり別の役割を持つものでもあり。 材料は『つぎはぎな布』と『大自然の綿』。なんてわかりやすい。 熊か虎かいまいち判別のつかない容姿だがどうやら虎に軍配が上がっている模様。さぽているの『マイヒーロー』参照。 クレアが幼い頃のオリカにプレゼントしたぬいぐるみで、オリカの心の護でもある。 オリカにとってはある意味ヒーロー。コスモスフィア内の当人も、オリカの騎士であろうと粉骨砕身頑張っている。 なので初めオリカの精神世界に入り込んだライナーを超邪険に扱うが、最後の方は渋々ながらも認めるところなど漢らしい。 自爆癖を所持。うっかり口を滑らせてしまう状況も多々。もう少し冷静に考えて発言しようぜどんすけ。 どうにも蛇蝎の如く嫌われてきたからか、ライナーはあまりどんすけにいい印象を持っていない。 しかしオリカはともかくシュレリア様も「可愛い」と言うのでさてどっちの美的感覚が優れているのか。 ・ポプコーンボム---用語:アイテム 戦闘アイテム。材料は『小さな歯車』と『赤い石』、『パワーソーサー』 敵全体に三種(火、雷、物理)の中ダメージを与える。見た目はそのまま特大花火みたいな爆弾。 攻撃手段として使用するよりも、再結晶化した際に得られるものがとても有り難い。 割と早めに手に入る上、Sランクの再結晶化で出てくるのが『詩出血大サービス』。 なので生産しておくと詩魔法の威力をかなり(七割五分は)底上げできる。 大自然の綿の材料でもあり、すずなり草を爆破するといい具合の綿が取れるらしい。 こういうところは実にグラスメルクっぽく、難しくなるにつれてグラスノの神秘に頼るようになるところが不思議。 人に向かって投げるのは止めましょう。 ・カルル村---用語:地名 ホルス左翼、辺境にある村。人口は約3900人。 ライナーが墜落したヴィオラ森のすぐ近くであり、またホルスの翼で初めてライナーが降り立ち訪れた村落。 当然ながらネモと比べて遙かに規模が小さく、貧しいために護衛を雇う資金もない。 特に近年頻発する異形の者の襲撃に悩まされているのが現状。 しかし、推測に過ぎないが本編より数年後にはある程度解消されているのではないか。 教会、また天覇も幾分良心的(上の入れ替わりによる理解度の違い)になっているだろうから。 エンディング後、オリカがオルゴールを構えるのは宿屋『塔の下亭』。 また、タワーガーディアンにはグラスメルクをライナーに教えたポチョマー先生が孫のナールと共に住んでいる。 チェロ森のモンスター退治が何故かポチョマー先生の手柄になっているところは、したたかと言うべきか。 シュレリア様はここの道具屋で色々書籍を買い集めている、らしい。 ・大唄石公園---用語:地名 ネモに位置する、シンボルとして巨大な唄石が設置された公園。 よくカップルの集う場所として囁かれており、シュレリア様もお忍びで行きたいご様子。 誰と? ……とは、聞くまでもないだろうから割愛。おそらく近日中に機会が訪れる、かもしれない。 ・スクワート村---用語:地名 ギリギリ残っているホルス右翼にかつて存在した小さな村。 オリカやクレアの故郷であり、オルゴールやフリッパーの材料に使われるスクワートメタルの産地。 本編の六年ほど前、テル族と天覇戦闘部隊の戦いに巻き込まれ壊滅した。 その事件、スクワート襲撃戦で村は廃墟となり現在は復興する目途もなく廃れてしまっている。 オリカの家は半壊しながらもまだかろうじて残っており、月に一度、オリカは両親宛に手紙を置きに来ていた。 返事はないとわかっていながらも、割り切れないのが人の感情か。 当時、襲撃戦に天覇側として参加していたジャックは、この時重傷を負い片腕を失った。 こんなところでも交錯する運命。過去の繋がりとは、斯くも因果なものである。 |